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パンフレット
子どもからはじめるインクルーシブ教育
―『共同教育』50年の歴史を次世代に―」
著:全国障害者問題研究会・共同教育研究プロジェクト
頒価:200円
「…交流の形態や内容は多様です。なぜならば、子どもの実態、学校の実態、地域の実態は様々だからです。多様な形態・内容であっても、子どもたちが心待ちにする取り組みには共通点があります。
実践を持ち寄り検討し、何を大切にしているのかを学び合い、蓄積してきたのが「交流・共同教育、障害理解学習」分科会です。検討を進める中で、何もかもを「交流」の中に求めていくのではなく、子どもたち自身が活動し実践する場面と、新たな知識を獲得し認識を変革していく学習の場面とに区分してとらえ、それぞれにねらいをもって取り組みを進めていくことの必要にも気づき、実践を発展させてきました。
・・・今、学校現場で教育実践を作り上げているみなさんと分科会で培ってきた内容を共有し、新たな実践を提案してほしいと願っています。
・ ・・通常学級に居さえすればインクルーシブ教育だという潮流の下、障害児が求める教育そのものから排除されている状況が全国に広がっています。中でも、2022年4月27日の文部科学省の「特別支援学級及び通級による指導の適切な運用について(通知)」は、教育の場からの排除に拍車をかけています。
こんな今だからこそ、子どもの願いに耳を傾け、しっかり受け止める教育、仲間の中で育ちあう教育が求められているのではないでしょうか。
この小冊子が、日々悩み、どこかおかしいぞと思いながら、子どもの発達に心を砕いている先生たちと共に考え合う始まりになることを願っています。」(「序章 パンフレット発行にあたって」より)
このパンフレットは、「共同教育」パンフの第1弾です。続くパンフの発行にご期待ください。