第49回 大阪はぐるま研究集会(7月27日)

第48回 大阪はぐるま研究集会
主催 大阪はぐるま研究会

子どもの心を育む教育と授業づくりをめざして

1.期日 2025年7月27日(日)
2.会場 金光教 玉水記念館
最寄り駅:地下鉄四ツ橋線「肥後橋」 8番出口 西へ1分

玉水記念館

3.日程
 9:00 受付
 9:30 【午前の部】3つの分科会(作品研究)
 12:00 昼食休憩
 13:00 【午後の部】全体会 (詩の朗読・特別講演・記念講演)
 16:30 閉会

午前の部 (9:30~12:00)
 1.分科会 (作品研究)
      低学年 「ずうっとずっと大すきだよ」
      中学年 「三年とうげ」
      高学年 「たずねびと」

午後の部 (13:00~16:30)
 1.開会あいさつ
 2.詩の朗読
 3.特別講演
  「子ども・青年の心の声を聴く」 土佐いく子 さん(なにわ作文の会 和歌山大学講師)
 4.記念講演
   「生命のいとなみの中で教育をとらえ直す」 鈴木 大裕 さん
 プロフィ-ル 鈴木大裕 (すずき・だいゆう)
 教育研究者/土佐町議員。16歳で単身アメリカに留学。そこでの教育に刺激を受け、日本の教育改革を志す。修士号取得後に帰国し、通信教育で教員免許を取得。千葉の公立中で6年半英語を教える。その後、フルブライト奨学生として再渡米し、コロンビア大学大学院博士課程に学ぶ。2016年、研究の成果である『崩壊するアメリカの公教育:日本への警告』(岩波書店)の出版を機に、人口4000人の高知県土佐町に家族で移住。2019年に町議会議員選挙に初出馬してから2期連続トップ当選。議員として教育を通した町おこしを目指しつつ、執筆や講演活動をしている。

 2023年に、高校への不登校が、日本一になってしまった大阪、不登校になった生徒のために作られた学校への誘導も進んでいます。けれども本来なら不登校の生徒を出さないように、それぞれの学校が、不登校がなぜ起こるのか、その原因を探り解決すべきなのに、進んでいるのは、定員割れと公立高校の廃校。この10年でなんと75校が廃校になっています。アメリカ、そして大阪……崩壊する公教育に、私たちは、どう抗えば良いのか? 知るためにもこの機会にぜひ!!
 『崩壊する日本の公教育』(集英社新書)2025年2月、第4刷刊行
『崩壊するアメリカの公教育~日本への警告~』(岩波書店)2025年4月、第14刷刊行

                              〔 〕は担当サークル
詩の朗読 「愛、生命、つながりの詩を」[和泉どの子も伸びる研究会]
(作品研究)
低学年 「ずうっとずっと大すきだよ」(ハンス・ウィルヘルム作・絵)(光村図書)
 一緒に大きくなったぼくとエルフですが、エルフは死んでしまいます。でも、ぼくはいくらか「まし」でした。それはどうしてでしょうか。このお話は、言葉に出して気持ちを伝えることの大切さをかいたお話です。教材分析をすると、きっと誰かに気持ちを伝えたくなるはずです。[北摂はぐるま研究会]

中学年 「三年とうげ」(朝鮮半島民話)(光村図書)
「三年とうげ」は、作品の舞台である朝鮮半島の農村に伝わる民話です。このお話は「三年とうげで転ぶと三年しか生きられない」という言い伝えを信じて病気になってしまったおじいさんが、トリトルという青年の機転によって長生きしたというお話です。全体に流れるリズム、テンポのよさは、語り継がれた昔話や民話の特徴を伝えています。起(物語の舞台設定)・承(おじいさんの登場)・転(事件の発生)・結(解決)という構成になっており、さらに「ところで…」で始まるなぞかけもあり、楽しく読み進めていくことができます。また複合語が多く使われ、情景や心情を読んでいき、物語を読む楽しさを味わいたいと思います。[泉南はぐるま研究会]

高学年 「たずねびと」(朽木祥作)(光村図書)
 羽曳野はぐるま研では、月に一度集まり、毎回教材をじっくりと読み合い、和やかに意見のやり取りをしています。
 「たずねびと」は、小学5年生の主人公綾が、駅の構内のポスターで見つけた同姓同名、さらに年齢も同じ11歳の「楠木アヤ」さんをたずねていく物語です。兄と一緒に、広島の平和記念資料館や原爆供養塔などを訪れる中で変わっていく綾の心情を読み取り、そこから生きていることや平和であることの意義を考えていきたいと思います。[羽曳野はぐるま研究会]

地域サークル
 北摂はぐるま研究会 羽曳野はぐるま研究会 人権と社会科研究サークル 泉南はぐるま研究会 大阪はぐるま研究会

参加申込みについて
1.参加費 2000円(学生は1000円)
2.申し込み当日参加の方、本部受付でお願い致します。
  なお、従来通りハガキ・Fax・Email・電話等での参加申し込みも受け付けます。その場合も本部で受付をお願い致します。
      事前申し込みの際は、①氏名 ②郵便番号、自宅住所・電話番号 ③勤務先 
      締め切り  7月20日(日)
3.申し込み・問い合わせ先
〒 590-0423 泉南郡熊取町自由が丘2-15-13  辻まち子
EーMail machiko-tsuji☆ares.eonet.ne.jp  ☆は@に替えてください。
       Tel&Fax  072-453-5214
4.昼食は各自ご持参ください。
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☆実践報告・作品研究
参加者全員で話し合い、考え合い、学び合い、その教材について読みを深めて いく集団研究の場です。担当サークル・担当者が話題・問題提供いたします。

日本国憲法 第二章 戦争の放棄
第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

「教え子を戦場に送らない」この思いつよくつよく、わたしたちは平和憲法を守ります。
         大阪はぐるま研究会