第46回 大阪はぐるま研究集会 ご案内
主催 大阪はぐるま研究会
子どもの心を育む教育と授業づくりをめざして
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1.期日 2021年8月7日(土)
2.会場アネックスパル法円坂(大阪市立教育会館)
地下鉄「谷町四丁目」・JR「森ノ宮」徒歩6分
3.日程
9:30 受付
9:50 分科会(5分科会)
12:30 昼食休憩
13:30 全体会(詩の朗読・特別報告・記念講演)~17:00
全体会(午後1:30~5:00)
1.詩の朗読
2.サークル紹介
3.特別報告
「コロナ禍で浮き彫りになった教師の課題」
-対抗軸をどう打ち立てるか-
大阪教育文化センター 事務局次長 山口 隆さん
4.記念講演
「一冊の本ができるまで」
-「『パンプキン!』模擬原爆の夏」から-
児童文学作家 令丈ヒロ子さん
令丈ヒロ子さん プロフィール
1964年大阪生まれ。嵯峨美術大学客員教授。成安造形大学客員教授。1990年に『ぽよよんのみ』でデビュー。代表作『若おかみは小学生』シリーズは累計300万部のベストセラーに、『料理少年Kタロー』は2度テレビドラマ化された。『パンプキン!模擬原爆の夏』他多数。
分科会 〔 〕は担当サークル
8月7日(土)午前9:50~12:30
■物語文
◆【お手紙】(アーノルド・ロベール 作)
(教育出版1年・光村図書2年・東京書籍2年)
一度も手紙をもらったことのないがま君の悲しみを知り、自分のこととして受け止め、がま君と一緒になって悲しむかえる君。がまくんを喜ばせるために、ないしょでお手紙を書いて、かたつむり君に託すが、足の遅いかたつむり君に託したために、なかなか手紙がとどかない。しかし、かえる君の行為を知ったがま君は、とても幸せな気持ちになる。そして、かえる君も同時に幸せを感じる。相手とともに喜び、ともに悲しむ登場人物の心情を読んでいきます。
[泉南はぐるま研究会]
◆【ごんぎつね】(新美南吉 作)
(教育出版4年・光村図書4年・東京書籍4年・学校図書4年)
『ごんぎつね』は、小ぎつねごんの人物像や気持ちの変化がきめ細かく書かれていますいたずらばかりのごんがつぐないをする中で、どんどん兵十に気持ちを寄せていきます。悲しい結末に終わってしまう物語ですが、ごんの心情を丁寧に読み合いたいです。
[羽曳野はぐるま研究会]
◆【やまなし】(宮沢賢治 作)(光村図書6年)
『やまなし』は難解な教材です。難解だからおもしろい、とも言えます。言葉や文をもとに、読み手が感じたこと、思ったことを語り合うことで、読みを深めていきたいです。宮沢賢治の初期稿では、〈五月〉と〈十一月〉でした。このことも読み深めに活かします。
[箕面はぐるま研究会]
◆人権と社会科
-教育で新しい差別を生むことのないように-
新しい差別を生む「部落問題学習」。
学校では、理由があるとなかろうと人間を差別してはいけないということをあらゆる場面を通して子ども自身のものにすることが基本です。部落問題の解決はシンプル。同じ日本人として普通につきあうこと。先祖が何とか、どこの出身とか、気にしない人間関係が当たり前。先祖や特定の地域に関心を育てる教育は新しい差別を生む。
「部落」なんてありません。行政の調査結果に学びましょう。
[柏木 功・人権と社会科研究サークル]
◆生活綴方と学級づくり
『子どもの声を聴く』
一人ひとりの子どもを大切にしたい。コロナ禍の今、子どもたちが何を思い、何に心寄せているのか。子どものつぶやきや日記、作文から一人ひとりの子どもの声を聴きたいです。
[泉南はぐるま研究会]
記念講演内容
「模擬原爆」に出会ったところから、「パンプキン!」を書くに至った経緯、書いてからどんな反響があったか、文庫化の際にどう手入れを入れたか、をメインにします。古典のほうは特に資料はないのですが、曽根崎心中愛好者たちと、心中ルートを歩くツアーに参加したり、近松など関係者のお墓参りに行ったことなど、「曽根崎心中」にまつわる話もお話していただきます。
地域サークル
箕面はぐるま研究会
羽曳野はぐるま研究会
和泉どの子も伸びるサークルたんぽぽ
泉南はぐるま研究会
人権と社会科研究サークル
参加申込みについて
1.参加費 2000円(学生は1000円)
2.申し込み当日参加の方、本部受付でお願い致します。
なお、従来通りハガキ・Fax・E-mail・電話等での参加申し込みも受け付けます。その場合も本部で受付をお願い致します。
事前申し込みの際は、
①氏名 ②郵便番号、自宅住所・電話番号 ③勤務先 ④参加希望分科会をご記入ください。
⑤締め切り 7月25日(日)
3.申し込み・問い合わせ先
〒 590-0423 泉南郡熊取町自由が丘2-15-13 辻まち子
E-Mail machiko-tsuji◎ares.eonet.ne.jp ←◎は@に変えて下さい。
Tel&Fax 072-453-5214
4.緊急事態宣言が出されている場合は、中止とさせていただきます。
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☆分科会
参加者全員で話し合い、考え合い、学び合い、その教材について読みを深めていく集団研究の場です。担当サークル・担当者が話題・問題提供いたします。
☆特別報告
今年も山口隆さんに報告をしていただきます。昨年来のコロナ禍で大きな影響を受けた教育現場。急速に進行したオンラインの授業化によって、教育とは何か、学校のあり方、教師の役割等を根本から問い直される事態になっています。私たち教師の課題、進むべき道筋について示唆をいただきます。
日本国憲法 第二章 戦争の放棄
第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
② 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
「教え子を戦場に送らない」この思いつよくつよく、わたしたちは平和憲法を守ります。
大阪はぐるま研究会