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森之宮神社( もりのみや じんじゃ )  狛犬( こまいぬ ) 鳥居( とりい )

   

 正式( せいしき) には鵲森宮( かささぎ もりのみや ) といいます。

 神社( じんじゃ ) につたえられるところによると、推古( すいこ ) 天皇( てんのう ) の時に、吉士磐金( きしのいわかね ) という人が、朝鮮( ちょうせん ) から持ち帰った( かささぎ) を、この森で( ) ったので、この名がついたといいます。

 神社の建物( たてもの ) 空襲( くうしゅう ) ( ) えてしまったが、今のこる社(やしろ ) 奇跡的( きせきてき) にのこったものといいます。

 もとはもう少し北のほうにあったが、道路を広げるために今の場所にうつされました。柱などに傷(きず ) がはいっているのは、焼夷弾( しょういだん ) などの破片( はへん ) といわれます。

  また、狛犬(こまいぬ ) さん、最初( さいしょ ) 青銅( せいどう ) でできていましたが、戦争( せんそう) 供出( きょうしゅつ ) させられ、石につくりかえたところ、つぎは空襲( くうしゅう ) にあい台座( だいざ ) などに破片( はへん ) でけずられたあとが 残っています。

 狛犬( こまいぬ ) にははっきりと弾痕( だんこん ) (たまのあと)が残っています。鳥居( とりい ) 元禄( げんろく ) 時代のものといいますが爆撃( ばくげき ) でたおれたそうです。そこにも弾痕( だんこん ) があります。


案内人 柏木 功

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