消えていく戦争のきずあと
むかしのNHK
NHK大阪放送局のコールサインはJOBKです。正面玄関右側に「定礎 紀元2595年」とありました。神武天皇が位についてから数えたという神話もとにした「皇紀」で書いているのが時代をあらわしていました。大本営(=戦争のしれいぶ)発表も中部軍管区(=大阪などの軍のしれいぶ)発表のB29(アメリカのばくげき機)情報も終戦の放送、尋ね人もここから放送されました。2001年11月に向 かいの新放送会館に移転し、2002年夏にとりこわされました。あと地は難波の宮公園になるそうです。
この旧NHKの建物はなくなりました。
陸軍被服支廠倉庫のあと
被服支廠は軍服、軍帽、ベルトなどをつくったり、修理したり、保管するところでした。戦争中のその倉庫の一つが、郵政省 (=今は郵政公社)の倉庫として1980年ころまで残っていました。2001年12月に見に行くと、完全になくなり、プレハブが建っていました。