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空襲で消えた国民学校(西成区)

 

 1945(昭和20)年の空襲は、学校にも被害をもたらした。校舎が全焼した学校、鉄筋校舎だけが残った学校。校舎は残ったものの校区が焼き尽くされ子どもたちがいなくなり休校とされた学校。その結果、西成区で、ここに紹介する学校が消えていった。

 

開国民学校

 3月15日の空襲で全焼した。今の西成人権文化センターがその場所であった。長橋小に統合され、廃校となる。前の道は43号線。

 

徳風国民学校

  

  空襲で全焼した。大正16年に私立でつくられた学校である。その後大阪市に移管された。全焼して萩ノ茶屋校に統合、廃校となった。今の西成市民館、わかくさ保育園の場所にあたる。わかくさ保育園の園庭の一角に徳風校時代の碑がある。

参考にした図書
・「消えたわが母校 なにわの学校物語」 赤塚康雄著、柘植書房
・「続 消えたわが母校 なにわの学校物語」 赤塚康雄著、柘植書房


案内人 柏木 功

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