大阪市内で戦争平和を考える大阪市内で戦争平和を考える

大阪市 戦災死者慰霊塔

(せんさい ししゃ いれいとう)

 豊中市、服部緑地の北に「大阪市 服部霊園」があります。その東の端に、大阪市が1958年に建てた戦災死者の慰霊塔があります。服部霊園の正面を入ると案内板があり、その横の地図にも明記されています。

 慰霊塔の由来については、慰霊塔の銘板に次のように書かれいます。

慰 霊 塔 記

  太平洋戦争の末期において大阪市内は大小20数回にわたり焼い弾等による空襲をうけました。

  戦災地域は主に都心から臨港地帯にかけて市域の約3分の1に達し被災者総数110余万人のうち死者は1万人余に上りました。

  昭和23年本市は当時校庭や公園の片すみに仮埋葬された遺体の改葬を行い、無縁の遺骨2870体をここ服部霊園に合葬しましたがこのたびこの塔を建立し大阪市全市の戦災死者の霊を弔うこととしました。

 昭和33年9月建立

大 阪 市


案内人 柏木 功

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