芝川ビル
1927(昭和2)年、船場商人であった芝川商店は、女子教育を目的とする芝蘭社学園の校舎としてこのビルを建設しました。
アールデコの館といえるくらい華麗な装飾でかざられたこのビルは昭和初期の近代建築の姿をつたえるものとして建築家の間で知られています。
玄関正面の飾りが1945年の空襲で欠損しています。
今は入り口にブティックの看板があります。
「アールデコ」とは、1925年パリで開催された装飾美術(アールデコ)博覧会で集中的に花開いた様式だそうで、アメリカのエンパイヤステートビルなどもその代表的なものだそうです。どんな装飾をいうのかと聞かれても…
中央区伏見町3丁目
案内人 柏木 功