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不発弾の発見と処理(中央区)2005年

  

不発弾がみつかったマンションの工事現場。地下鉄はストップ 阪神高速も通行止め

  2005(平成5年)4月2日、中央区南本町2丁目のマンション建設工事現場で不発弾が発見された。アメリカ軍の1トン爆弾で弾頭と底に信管(爆発させるための装置)が残っていた。5月3日に不発弾の処理・撤去作業が行われた。半径300mを立ち入り禁止区域とし、安全のため中央大通、阪神高速などは船場付近通行止め、地下鉄御堂筋線は本町駅通過、地下鉄中央線は阿波座・森ノ宮間の運行を休止した。禁止区域内を通過する市バスの運行も休止しました。地域住民の避難場所として中央区民センターが用意された。

 区役所におかれた対策本部の任務分担表に書かれている関係機関・団体は陸上自衛隊、大阪府警、大阪市、東区役所、消防局、健康福祉局、環境事業局、水道局、都市環境局、交通局、建設局、大阪府危機管理室、日本赤十字社、NTT、関西電力、大阪ガス、大阪航空局大阪航空事務所、国土交通省大阪国道工事事務所、阪神高速道路公団、都市開発公社、郵便局、マンション事業者 建設業者、地域振興会など。緊急事態に備えて本部待機となっている。

 たった1発の不発弾にこれだけの人々がかかわる。まだまだ見つかっていない不発弾はあるのだろう。 


案内人 柏木 功

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